皆様こんにちは。
夏目朔弥です。
今回はグルメ記事ではなく、カントー地方におけるポケモンの養殖や輸出入について少しお話させて頂きたいと思います。
まず、カントー地方は他の地方と比べるとポケモンを保護する為の規制が厳かったのですが、理由はカントー地方の在来種であるポケモンが外来種のポケモンにより生態系を脅かされる可能性が高い事でした。
これに関しては、カントーの在来種ポケモンが弱いという訳ではなく、彼等が生息する環境に順応しやすい事が主な要因であると思われます。
カントーの在来種ポケモン達は他の地方にて容姿を変化させているケースも多く、環境に適応する能力が高いと考えられております。
逆に環境として比較的に緩やかであるカントー地方に生息している野生のポケモンは交戦的な外来種ポケモンと共存が難しいと考えられています。
近年では、研究が進み外来種のポケモンとの共存も安定してきたと考えられており、リニア鉄道の建設後は他地方のポケモンと共存する姿が見受けられています。
ヤマブキシティのリニア鉄道駅
逆にガラル地方は過酷な環境にポケモンが適応できない危険性を考慮して現在でも比較的に厳しい保護法が適用されております。
カントー地方では、ポケモンの生態系を安定させる為に様々な研究が行われてきました。
①人の手によりポケモンを育てる事
ハナダシティからヤマブキシティに向かう際にポケモンを育ててくれる施設があります。
この施設は後にポケモンの養殖を目的とする育て屋の先駆けとして試験的に作られたとされています。
開設当初は、ポケモンの保護法が最も厳しかった時代なので、ポケモンをこのような施設を設けて繁殖させる事が禁止されており、不可抗力による繁殖も避ける為に原則として複数のポケモンを解放された空間で預かる事を禁止していました。
この施設ではポケモンを戦闘を介することなく人の手により育成する事が可能であるのかを研究しており、この研究が成功した事でポケモンを育てる施設、ポケモンの養殖が飛躍的に発達する事となりました。
セキチクシティのサファリゾーンという施設は外来種ポケモンのカントー地方への定着も目的とされていました。
例として、ケンタロスは元々カントー地方では確認されていないポケモンでしたが、サファリゾーンにてカントー地方での生息が可能であり、在来種のポケモンと共存が可能である事が確認されました。
サファリゾーン閉館後は野生でもその姿を確認する事ができます。
カントーのサファリゾーンは現在閉館されており、その時代のニーズに併せてリニューアルを行っています。
③ポケモンの養殖
育て屋という施設は次第に業務を拡大させポケモンの養殖へと繋がります。
ポケモンの卵が発見された事に伴い育て屋の需要が急増しました。
当初はポケモンを預けるトレーナーの需要のみに焦点が当たっていましたが、育てきれないポケモンや卵の引き取り先として、各ポケモンの需要がある場所へと提供される事になります。
カントー地方ではシーギャロップに乗船し訪れることのできる4の島で行われています。
ナナシマの環境はカントーでも群を抜いて養殖に適した場所であるのですが、他の地方の養殖が行われている施設に比べて有名では無いかもしれません。
このような生息地の定着、拡大の研究はポケモンの生態系を安定さるだけではなく、ポケモンの食産業を発展させる要素と密接に繋がりを持っています。
しかし、カントー地方ではこのような研究が行われる以前に失敗を経験した事もあります。
ガラル地方の土地開発の為にカントーからカモネギを輸出したのですが、その際に乱獲が行われてしまった為、カモネギが絶滅しかけてしまったのです。
これを機に、ポケモンの輸出入は一時期禁止される事となりました。
時が経ち、ポケモンの育成や繁殖に関する研究の成果が出た事で各地でポケモンの養殖や輸出入といった貿易が商業として成立することとなります。
カントー地方で貿易が盛んなクチバシティ
そうした研究者の努力により今日の食事でも美味しくポケモンを食せるようになりました。
ここからは余談なのですがカントー地方では人口ポケモンが生み出されたり、遺伝子の改造が行われた記録があったりと様々な研究や実験が行われているようです。
このような事を公的な場所に記載するのは良くないかもしれないのですが、もしかしたらカントー地方は広大な実験室なのかもしれません…
夏目朔弥