ポケモングルメレポート

ポケモンの世界で美食というモンスターに毒された者のレポート

ガラルのバーにて…進化の軌跡

どうも夏目朔弥です。

出張先での仕事を終えてガラル地方にあるバーで飲んでいたのですが、一人で飲んでいる私の隣にサクヤという人物が現れて何となく話したガラル地方の生息するあるポケモンについて話した事があるんですよ。

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カモネギヤドン、ヤドラン

こちらは私の住むカントーを中心に生息する彼等の姿です。

 

ガラルにおいては

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このような姿をしております。

また、カモネギはガラル地方では進化をするのです。

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ネギガナイトというポケモンです。

 

元々、ガラル地方にはカモネギヤドンというポケモンは生息していませんでした。

 

ではいつ頃からこのポケモン達はガラル地方に現れたのでしょう?

そしてなぜ姿を変え、進化する事となったのでしょう。

これはまだ、ポケモンの輸出入に制限があった時代、そしてガラル地方のワイルドエリアが開拓される前のおはなしです。

 

ガラル地方のワイルドエリアという場所はその昔まだ開拓されていない、普通のポケモントレーナーが足を踏み入れる事の出来ない場所でした。

ある日、とある人が様々な目的からこの場所を開拓する事を決めました。

一つの目的として、この広大な大地をポケモンの養殖の場所とする目的がありました。その辺りのお話はまた別の機会にでもするとして、この計画は莫大な費用がかかりました。

ポケモンをまだ乱獲できない、容易に繁殖させる事のできない時代でしたので、開拓の為の食料調達をカントーポケモン学者として有名な方に依頼したのです。

カントーから2種のポケモンがこの時代としては特別な事例として輸出されました。

 

それがカモネギヤドンです。

 

カモネギ

闘う事に不向きなこのポケモンは単純な食料として大量に輸出される事となる。

カントーにおけるカモネギが希少であるのはこの時大量に捕獲された事がきっかけであるとされている。

ガラルにおいて、単純な食料とされていたこのポケモンはワイルドエリア開拓の際に徐々に人に食され数を減らしていった。

しかし健気なカモネギ達はそれでも人に尽くそうと尽力した。

人を守る為に闘う道を選んだ。

しかし非力な彼らに戦闘に勝利する力は無かった。

だが彼らは考えた。ワイルドエリアの強力なポケモンを倒す方法を。そして彼らが導き出した敵を倒す方法…

相手の急所に狙いを定める。相手が倒れるまでそこを的確に攻める事。

ワイルドエリアの開拓が終わる頃輸入された時のカモネギの姿は無かった。彼らは過酷な環境を生き抜く為に姿を変えていたのだ。

なかには進化した姿の者もいた。

きっと、食べられる存在と悟りながらも人に尽くした彼らの気高き騎士の様な精神が姿にも宿ったのだろう。

ネギガナイトのスターアサルトという技は放った後に動けなくなる。

これも食べられても良い。だけど敵は必ず倒すという意志が如実に現れている技ではないだろうか。

 

ヤドン

一方彼らは尻尾のみが食の対象であった。

尻尾は再生するのでカモネギほど大量には輸入されなかった。

戦闘においてはとにかく相手の猛攻を耐え抜き疲れた相手は自然に帰っていくのであった。

しかし開拓が進むにつれ…

否、尻尾を切るという行為を何度も繰り返すにつれヤドンに変化が現れ始めた。

元々ヤドンに備わっていたみずタイプと呼べる程の水のエネルギーが無くなっていたのだ。

また、ヤドンの体に変色が見られ、再生する尻尾も黄色い物になっていた。

恐らく、再生の効率を良くする為にポケモンとして有するタイプを複雑な構造から単純な構造にしたのではないだろうか。

ワイルドエリアの開拓が終わる頃、ヤドンの変化はカモネギと別の方向に進んでいた。

自力で進化する事ができない…というと少し語弊があるだろうか…

尻尾にシェルダーが噛みつく事をしなくなっていたのだ。

ある人がヤドンの腕に彼の好きなブレスレットを巻くとそこにシェルダーが噛みつきようやく進化をする事ができたのだった。

もちろんシェルダーが噛みつく場所が尻尾では無いのでカントーで見られるヤドランとは違う姿になっていたのである。

 

 

少し長くなったので今日はこの辺りで切り上げるとしよう。

 

 

夏目朔弥